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陰神と陽神の使い分け

「陰神が出て行く時は、神は君主になり、精が神を包み、気が精を包んだとすれば形体が形体が現れる。もし神が君主になり、気が神を包み、精が外にあるなら形体は現れない。形体が現れるのは分身術といい、夢を見ないときにもできる。形体が現れないのは隠身術といい、やはり夢を見ないときもできる。だが夢を見るときの多くは陰神が出ていき、陽神は出ていかない。」

「陰神が(出神で肉体に)出入りするのだから、自分の意も同じく迅速にする。また精・気・神の運用の違いによって、時には姿を現し、時には現わさないように訓練する。ここに分身術と隠身術の秘密がある。」(出典:いずれも「驚異の超気功師」)

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 つまり、上記の説明は論理的に理解すれば以下の通りなんでしょう。

・形体が現れる場合:陽神=分身術←気が外

・形体が現れない場合:陰神=隠身術←精が外

 ようは、微細なエネルギーである気をより濃厚にすることで物質性が高まるわけですが、それにより気が精を包むようになるんでしょう、だから「見えます」。

 他方、気が十分に濃厚でない場合には、通常通りで結局、「微細な目に見えない」エネルギーでしかないということになるんでしょう。

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 気を濃厚にする方法はいくつかの方法論があると思います、そのうちの一つが内丹でしょうが、個人的には別の手法をとっています。つまり内丹派の方法論は「絶対的なもの」ではないということです。

by tenchimugen | 2009-10-27 00:24 | Taoism 道家的智慧
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You are Immortal One 日々の不老不死のコツなど


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